SSブログ

スティーヴン・ハンター「銃弾の庭」上下 [本]

スティーヴン・ハンター「銃弾の庭」上下読みました。

------------
第二次世界大戦末期。連合軍はノルマンディー上陸作戦を決行したものの、「銃弾の庭」と呼ばれる緑なす地で停滞を余儀なくされていた。
そこにはドイツ軍の狙撃兵が配され、アメリカ兵たちを夜陰に乗じて次々と撃ち倒していたのだ。
見かねた米軍部はドイツ狙撃部隊に対抗するため、ひとりの伝説的な戦士を本国の海兵隊から召喚する。
一等軍曹アール・スワガー。太平洋戦争の英雄。天才的な狙撃の名手。
戦況を一変させる重大な任務を身に帯びて、スワガーはロンドン経由で現地へと向かう――。
------------

スティーヴン・ハンターの最新作。今回は久々にボブの父アール・スワガーが主人公。
アールは米軍の密命を受けてイギリスに渡ります。
ドイツ狙撃部隊に対抗し様々な策を立てますが、連合軍内にも政治的に対立する一派やスパイがいます。
本作はデビュー作「マスター・スナイパー」の前日譚で、近作「ベイジルの戦争」の後日譚です。
様々な実在人物の登場も楽しく、ビビアン・リーや夫のローレンス・オリヴィエが登場。
名前は明かされませんが、アールが調査のために会うオックスフォードの教授は明らかにトールキンです。


銃弾の庭(上) (扶桑社BOOKSミステリー)

銃弾の庭(上) (扶桑社BOOKSミステリー)

  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2023/07/02
  • メディア: Kindle版



銃弾の庭(下) (扶桑社BOOKSミステリー)

銃弾の庭(下) (扶桑社BOOKSミステリー)

  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2023/07/02
  • メディア: Kindle版



nice!(1)  コメント(0) 

横山信義「高速戦艦「赤城」1-帝国包囲陣」 [本]

横山信義「高速戦艦「赤城」1-帝国包囲陣」C★NOVELS 読みました。

お話の展開に触れています。


------------
昭和一六年。満州国を巡る日米間交渉は、互いの主張が平行線をたどったまま打ち切られる。
米国はダニエルズ・プランのもと、四〇センチ砲装備の戦艦一〇隻、巡洋戦艦六隻をハワイとフィリピンに配備。
アジア艦隊を増強して軍事的圧力をかけ続けた結果、西太平洋の緊張は極限に達していた。
この強大な国力に比するべくもなく、日本は戦艦の建造を断念する。
海軍の主力を空母と航空機とすることで活路を見出そうとするが、航空機で戦艦に勝てるものなのかは確証が得られていなかった。
日米戦争が勃発すれば、敵の大艦隊が一気に日本本土へ迫り来るであろう。
連合艦隊は、この事態を食い止めることができるのか!?
------------

横山信義さんの仮想戦記新シリーズです。
米国が大艦巨砲に走る中、日本は航空主兵で対抗しようとしますが、、
今回の一番のIFはスターリンもヒトラーも政変で死に、ヨーロッパで大戦が起きていない事。
このため日英同盟は健在で、アメリカのみが満州国の件で日本を敵視しています。
さすがに英国が米国と対立する事はなく、技術的・経済的支援のみですが。
ほぼ日本が単独で米国と戦争をするのは厳しいですね。
続巻楽しみです。


高速戦艦「赤城」1 帝国包囲陣 (C★NOVELS)

高速戦艦「赤城」1 帝国包囲陣 (C★NOVELS)

  • 作者: 横山信義
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2023/08/21
  • メディア: Kindle版



nice!(1)  コメント(0) 

森博嗣「君が見たのは誰の夢?」 [本]

森博嗣「君が見たのは誰の夢?Whose Dream Did You See?」講談社タイガ 読みました。

森博嗣さんのWWシリーズなどの著作に関するネタバレがあります。

------------
ドイツで受けた精密検査でロジに不具合が見つかった。詳しく調べるため、グアトと共に日本へ帰国。
情報局本部に近い病院へ入院した。そのロジの診断データが、外部に漏洩しているという。
ロジは、まったく未知の新種ウィルスに感染している可能性があり、何者かがその情報を探っていると思われた。
ロジを心配して病院へ向かうグアトは、そこでロジの姉と称する女性と出会うが。
------------

森博嗣さんの最新刊です。WWシリーズ7作目。23世紀の世界。
主人公グアトのパートナーロジが精密検査で不具合が見つかります。
グアトと共に日本へ帰国しますが、事件に巻き込まれます。
このシリーズにはマガタ・シキがたびたび登場しますが、今回も登場します。
色々と新しい展開もあり続巻が楽しみです。

さて、巻末には講談社での森さんの著作リストがついています。
講談社ノベルズで刊行された「馬鹿と嘘の弓」(2020)、「歌の終わりは海」(2021)ですが、リストでXXシリーズになっていました。
あれ、と思ったのは「馬鹿と嘘の弓」が刊行された時はシリーズ外作品となっていたからです。
読んでみてXシリーズの続きだよなあと思ったのですが、なるほどXXシリーズだったのですね。
今年の10月にはシリーズ3作目の「情景の殺人者」が講談社ノベルズで出ます。
こういう事があるから森さんは侮れない。
「オメガ城の惨劇」もシリーズ外作品となっていますが、今後修正されるかも。
あきらかにS&MシリーズとVシリーズの続きなので。

作品リストについては詳しくは以下を参照:
https://www.ne.jp/asahi/beat/non/mori/myst/myst0.html


君が見たのは誰の夢? Whose Dream Did You See? (講談社タイガ)

君が見たのは誰の夢? Whose Dream Did You See? (講談社タイガ)

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2023/04/14
  • メディア: 文庫



nice!(2)  コメント(0) 

太田和彦「書を置いて、街へ出よう」 [本]

太田和彦「書を置いて、街へ出よう」晶文社

------------
居酒屋探訪家は趣味の達人でもあった!
新宿で落語、日本橋でランチ、吉祥寺でジャズ、四谷でクラシック、代官山で本探し、青山で絵画鑑賞、駒込で庭園散歩、新井薬師で骨董探し、横浜で演劇鑑賞、そして夜は銀座の居酒屋で一杯
・・・多趣味で活動的な日常を綴る。
------------

太田和彦の新刊です。
居酒屋の話もちょっとありますが、本作は居酒屋以外の話が多く、バラエティに富んでなかなか面白かったです。
居酒屋の本は割と読んでいますが、これはこれで面白い。
ただ、著者の好みはかなり渋いし、好みは分かれるかも。
居酒屋番組でも名建築を紹介したり、骨董を見たり趣味の広いところを見せています。


書を置いて、街へ出よう

書を置いて、街へ出よう

  • 作者: 太田和彦
  • 出版社/メーカー: 晶文社
  • 発売日: 2023/02/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



nice!(2)  コメント(0) 

チャンバラ/新徴組 [本]

佐藤賢一「チャンバラ」中央公論新社

------------
有馬喜兵衛、吉岡一門、宍戸某、そして佐々木小次郎。さらには――。
最後の難敵との死闘を終えた宮本武蔵は吐き捨てた。
今日まで剣に生きてきて、兵法というほどのものではないな。ただのチャンバラにすぎん……。
直木賞作家の手で鮮やかに蘇る、数多の強敵との名勝負!
「剣聖」とも称される二刀流の達人が、激闘の果てに辿り着いた境地とは?
------------

佐藤賢一さんの新作です。
佐藤さんというとヨーロッパを舞台にした歴史小説のイメージが強いです。
ですが最近は色々な題材を取り上げていて本作は宮本武蔵という事で読んでみました。
面白いです。いわゆる通説に沿いながら、ユニークな解釈で読ませますね。
武蔵の語る剣が面白かったです。戦いも手に汗握ります。

佐藤賢一「新徴組」新潮社

------------
総司の義兄にして天然理心流の剣客沖田林太郎は、新選組勢と袂を分かち、新徴組創設に加わる。
その上役たる酒井玄蕃はフランス式兵法をも修めた英才だった。そして戊辰戦争が勃発。
庄内藩中老の玄蕃が指揮し林太郎らが支えた歩兵隊のスナイドル銃は、勢いづく官軍を食い止め歯軋りさせた。
だが時代は彼らの不敗神話さえ呑み込んでゆく。著者が父祖の地を舞台に描く二人の漢(おとこ)の物語。
------------

「チャンバラ」が面白かったので2010年に出た本作を読んでみました。
これは面白かったですね。沖田総司の義兄沖田林太郎が主人公です。
新撰組の元になった「浪士隊」。清川八郎が創設したのですが、色々あって江戸に戻って「新徴組」となり庄内藩預かりとなります。
そして戊辰戦争では庄内藩の一隊として官軍に連戦連勝。
庄内藩の戦術的天才、酒井玄蕃がもう一人の主人公です。
新選組も登場しますが、創設時と末期しか出てこないのがまたユニーク。
佐藤さんの時代小説面白かったので、いくつか読んでみるかな。


チャンバラ (単行本)

チャンバラ (単行本)

  • 作者: 佐藤 賢一
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2023/05/24
  • メディア: 単行本



新徴組(新潮文庫)

新徴組(新潮文庫)

  • 作者: 佐藤賢一
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2020/09/18
  • メディア: Kindle版



nice!(1)  コメント(0) 

デニス・E. テイラー「シンギュラリティ・トラップ」 [本]

デニス・E. テイラー「シンギュラリティ・トラップ」ハヤカワ文庫SF

------------
温暖化が進行し環境悪化に苦しむ22世紀の地球。
貧しいコンピュータ技術者アイヴァン・プリチャードは、一攫千金を夢見て、小惑星帯へと向かう探鉱船“マッド・アストラ”に乗り組む。
だが、探査の末、乗組員全員が大金持ちになれるほどの重金属を豊富に含む小惑星を発見したまさにその時、恐るべき悲劇がプリチャードを襲う
…はるかな過去に超文明の尖兵が仕掛けた卑劣な罠に敢然と挑むひとりの男の孤独な戦いを描く!
------------

『われらはレギオン』シリーズのデニス・E. テイラー4作目。
作者も語っているいる様に舞台は太陽系の中ですが、『われらはレギオン』と似たテイストもあり面白かったです。
『われらはレギオン』シリーズと比べるとちょっと地味ですが、やはり一気読みでした。
主人公が過酷な運命に立ち向かいますが、どこかユーモラスで深刻になりすぎない所がいいですね。
続編もあれば読みたいですね。

シンギュラリティ・トラップ (ハヤカワ文庫SF)

シンギュラリティ・トラップ (ハヤカワ文庫SF)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2019/10/17
  • メディア: Kindle版



nice!(3)  コメント(0) 

死は存在しない/ジウX [本]

田坂広志「死は存在しない ― 最先端量子科学が示す新たな仮説」光文社新書

------------
かつて、「死後」についてこのように語った本があっただろうか
この宇宙のすべての情報を記憶する「ゼロ・ポイント・フィールド」
そこからこの壮大な物語は始まる
------------

田坂広志さんが量子科学に基づく仮説について語った本です。
ただ前半は仮説としての死後の世界の可能性を語るのですが、後半は割と事実として語っています。
でもはっきりした証拠がある訳でもないので、その点はちょっとひっかりますね。
フィクションですが私は手塚治虫の「火の鳥」の宇宙観に影響を受けているのでそれほど違和感はなかったです。
信じるまでは行きませんが、こういう宇宙観もいいなと思いました。
全宇宙の今までが記録されている場所がある、というのはいわゆる「アカシックレコード」ですね。
そこを量子科学に結び付けた所が面白い。

誉田哲也「ジウX」中央公論新社

------------
生きながらにして臓器を摘出された死体が発見された。
東弘樹警部補らは懸命に捜査にあたるが、二ヶ月が経っても被害者の身元さえ割れずにいた。
一方、陣内陽一の店「エポ」に奇妙な客が集団で訪れた。
緊張感漂う店内で、歌舞伎町封鎖事件を起こした「新世界秩序」について一人の女が話し始める。
「いろいろな誤解が、あったと思うんです」――。
各所で続出する不気味な事件。そして「歌舞伎町セブン」に、かつてない危機が迫る……。
------------

ドラマ化もされた誉田哲也さんのジウシリーズの最新刊です。
新宿の仕事人みたいな連中が「歌舞伎町セブン」。
その存在を知る東警部補が協力したり対立したりします。
このシリーズも面白いのですが、結構残酷描写があるので苦手な人は注意。
面白いのですが、ラストは割と後を引く終わり方です。
早めに続巻読みたいです。


死は存在しない~最先端量子科学が示す新たな仮説~ (光文社新書)

死は存在しない~最先端量子科学が示す新たな仮説~ (光文社新書)

  • 作者: 田坂 広志
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2022/10/19
  • メディア: Kindle版



ジウX 〈ジウ〉サーガ

ジウX 〈ジウ〉サーガ

  • 作者: 誉田哲也
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2023/06/21
  • メディア: Kindle版



nice!(1)  コメント(0) 

デニス・E・テイラー「われらはレギオン4 驚異のシリンダー世界」 [本]

デニス・E・テイラー「われらはレギオン4 驚異のシリンダー世界」上下 ハヤカワ文庫SF

------------
40年ぶりにエリダヌス座デルタ星系に戻ったボブは、自らが産みだした「ボブたち」がますます増殖し、多彩になっていることに驚く。
それでも気を取りなおし、行方不明になって百年以上たつベンダーの捜索に旅立つ。
そして数年後、ついにうさぎ座イータ星系で破壊されたベンダーの残骸を発見する。
しかもその星系には、直径90キロ、全長十数億キロのシリンダー状の超巨大建造物が!
果たしてベンダーはそこに囚われているのか?
------------

「われらはレギオン」シリーズ4作目です。相変わらず面白いです。
ただ3部作の多視点から描くという形と違い、本作は基本的にはボブの行方不明になったベンダー捜索の話です。
並行してボブユニバースでも色々と事件は起きますが、そちらは要所が語られるのみです。
この形式もこれはこれで面白かったです。
本作は2022年に刊行され次回作執筆中との事なので、続編は早ければ再来年とかに出ないかな。
続き楽しみです。

さて余談ですが、3部作を貸してくれた友人とはまたわかさやでお会いしました。
相変わらず話が楽しいのですが、今回は彼が森博嗣ファンである事も判明。
ほとんどの森作品を読んでいるので思わず森作品についても熱く語ってしまいました。
Vシリーズの最後の方で明らかになった趣向とか。
こればかりはほとんどの森作品を読んでいないと語れないですね。
森さんの最新作「オメガ城の惨劇」の話もちらっと。
しかしここまで話の合う人を紹介してくれたわかさや人脈おそるべし。
冗談で「これも私の人徳」などと言いましたが、この出会いには感謝しかないです。


われらはレギオン4 驚異のシリンダー世界 上 (ハヤカワ文庫SF)

われらはレギオン4 驚異のシリンダー世界 上 (ハヤカワ文庫SF)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2022/04/05
  • メディア: Kindle版



われらはレギオン4 驚異のシリンダー世界 下 (ハヤカワ文庫SF)

われらはレギオン4 驚異のシリンダー世界 下 (ハヤカワ文庫SF)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2022/04/05
  • メディア: Kindle版



nice!(1)  コメント(0) 

デニス・E・テイラー「われらはレギオン1-3」 [本]

デニス・E・テイラー「われらはレギオン1-3」ハヤカワ文庫SF読みました。
友人に借りた本。とりあえず3部作を読みましたが、4巻も出ています。

------------
「われらはレギオン1 AI探査機集合体」
ソフトウェア会社の社長兼プログラマーのボブ・ジョハンスンは、SF大会の会場で交通事故にあい死亡した。
目覚めてみると、なんと117年後、キリスト教原理主義国家となったアメリカで、恒星間探査機の電子頭脳になっていた!
はからずもほぼ無尽蔵の寿命と工業生産力を手に入れたボブは、人類の第2の居住地を探して近隣の星系を探索し、つぎつぎに新発見や新発明を成し遂げていく!
------------
「われらはレギオン2 アザーズとの遭遇」
絶滅の危機にある人類を救うため、入植可能な惑星を求めて大宇宙を探索するボブたち。
彼らは4つの植民可能な惑星を発見するが!?
------------
「われらはレギオン3 太陽系最終大戦 」
アザーズ侵攻からパヴ人の星系を守るための戦いは敗北に終わった。
しかもその戦闘で、敵に地球の位置を知られてしまう。つぎに狙われるのは地球だ!
ボブたちは必死で対抗策を考えるが、対処しなければならない問題はほかにも数多くあった。
ポセンドンの独裁者政権、ブラジルの複製人メデイロスの攻撃……そんななか、ついに強大なアザーズの艦隊が襲来する。
地球防衛のために集結した500体のボブは……3部作、堂々完結!
------------

デニス・E・テイラーの3部作です。これは面白かったです。
ここ20年のSFで2番目くらいに面白かったかも。1番目は「火星の人」ですね。3番目が「三体」かな。
とにかくお話が面白い。あと主人公がSFファンなのでSFネタのギャグが楽しい。
1960年代のアメリカアニメとか良く分からないネタもあるのですが、「スタートレック」「スターウォーズ」「モンティパイソン」ネタが多いので楽しめます。
壮大なストーリーと笑いでSFファンには楽しめる事請け合い。お勧めです。

さて、以下は余談ですが、貸してくれた友人は40才くらいで若いのですが、コアなSFファン。
行きつけの角打ち「わかさや」でSFファンという事で紹介されお会いしたのですが、好きなSFは?という問いに谷甲州の航空宇宙軍史というのは渋い!
佐藤大輔ファンでもありものすごく話が合いました。
広島出身で昔からの知り合いの友人でもありました。
思わず世間は狭いなあとお互いに言いました。


われらはレギオン1 AI探査機集合体 (ハヤカワ文庫SF)

われらはレギオン1 AI探査機集合体 (ハヤカワ文庫SF)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2018/04/15
  • メディア: Kindle版



われらはレギオン2 アザーズとの遭遇 (ハヤカワ文庫SF)

われらはレギオン2 アザーズとの遭遇 (ハヤカワ文庫SF)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2018/07/15
  • メディア: Kindle版



われらはレギオン3 太陽系最終大戦 (ハヤカワ文庫SF)

われらはレギオン3 太陽系最終大戦 (ハヤカワ文庫SF)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2018/10/15
  • メディア: Kindle版



nice!(1)  コメント(0) 

ペニー・レイン/ぼんぼん彩句 [本]

小路幸也「ペニー・レイン 東京バンドワゴン」

------------
堀田家の暮らす下町に〈日英テレビ〉のロケ隊がやってくる!?
そして迎える、“大引っ越し大会”。
そんな慌ただしい日々に飛び込んでくるのは、かつて閉店したお店の謎や、突然の放火疑惑、思いがけない人生の悩みに、大事な家族のメンバーとの別れ……。
巡る時代を共にしてきたご近所の仲間たちと、改めて「LOVE」を分かち合う。
------------

ドラマ化もされた小路幸也さんの人気シリーズ18作。相変わらず読ませますね。
シリーズを読んでいると子供たちが成長したり、おなじみのキャラクターにも変転があり感慨深いです。
今回はそれほど大きな事件はありませんが、シリーズのファンには相変わらず安心して読ませます。
小路さんは2018年に心筋梗塞で入院され心配しましたが、今はお元気の様です。
続巻楽しみです。

宮部みゆき「ぼんぼん彩句」KADOKAWA

------------
俳句と小説の新しい出会い。17音の奥に潜む繊細で彩り豊かな12の物語。
宮部みゆきが深い洞察力と鑑賞力で12の俳句から紡ぎだした玉手箱。
社会派からホラー、SFに至るまで、あらゆるジャンルに足跡を残してきた宮部文学の新たなる挑戦!
------------

宮部みゆきさんはカラオケ仲間と句会を始めたそうです。
本作はその句会での仲間の句を元に書いた短編集です。
ほのぼのとした話が中心かと思いましたが、ホラー、人間のコワさを描いたものなどバラエティに富んでいました。
さすがは宮部さん読ませますね。
短編にしたい句はまだまだあるそうなので、続巻も楽しみです。


ペニー・レイン 東京バンドワゴン

ペニー・レイン 東京バンドワゴン

  • 作者: 小路 幸也
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2023/04/26
  • メディア: 単行本



ぼんぼん彩句 (単行本)

ぼんぼん彩句 (単行本)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 角川文化振興財団
  • 発売日: 2023/05/19
  • メディア: Kindle版



nice!(1)  コメント(0)